子持ち世帯はサイドFIREとバリスタFIRE、どっちがオススメ?

サイドFIREとバリスタFIRE、子持ち世帯に向いているのはどっち? FIRE(早期リタイア)

こんにちは。40代で2人の子供を育てながらサイドFIREを目指しているせつやんです。

一般的に、子持ち世帯はFIREの難易度が上がると言われており、そのため「サイドFIRE」や「バリスタFIRE」といったスタイルを目指している方も多いかもしれません。

そこで今回は、実際問題、子持ち世帯はサイドFIREとバリスタFIRE、どっちがオススメなのか、という話をしたいと思います。

せつやん
せつやん

似てるけど何が違うの?どっちがいいんだろう?

まずはサイドFIREとバリスタFIREの違いを確認しよう

どちらがいいかを語る前に、前提としてそれぞれのFIREスタイルの違いについてしっかり確認しておきましょう。この2つについては、特に混同があったり、区別が曖昧になったりすることがあるため、しっかりとその定義について理解しておきたいところです。

「生活費の一部を労働収入で賄う」点はどちらも同じ

一般的にサイドFIREは、「生活費の一部を副業などの労働収入で賄うFIREと言われます。一方のバリスタFIREは「生活費の一部をパートタイムなどの労働収入で賄うFIREだと説明されます。

「生活費の一部を労働収入で賄う」という点はどちらも同じです。が、サイドFIREはより広範な概念として考えるのが一般的でしょう。

上では「副業などの」と書きましたが、ここにはYouTubeやブログで収益を得たり、業務委託で技能を活かした仕事をフリーランスで行う副業的な働き方の他、パートタイム・アルバイトで収入を得る働き方も含まれます

つまり、バリスタFIREは、「サイドFIREという大きな枠組みの中の一形態であると言えます。

敢えて切り分けるなら、働き方のスタイルで切り分ける

基本的には、サイドFIREの中にバリスタFIREというスタイルがある、というのが適切だと思いますが、敢えて2つを切り分けるとするならば、個人事業主・フリーランスとして、雇用されずに働くスタイルを「サイドFIRE」、パートやアルバイトとして雇用されて働くスタイルを「バリスタFIRE」と、区別するのが適切です。

せつやん
せつやん

サイドFIREの中でも、特に「雇用主に雇われて働くスタイル」をバリスタFIREと言うんですね!

サイドFIREとバリスタFIREにはどんな特徴がある?

でも、同じ生活費の一部を労働収入で賄うスタイルなのに、働き方で何か変わることがあるの?と疑問に思った方もいるかもしれません。

実は結構大きな違いが3つあります。この違いが、どちらを選ぶべきかの判断基準になってきます。

違い1.社会保険に入れるか否か

最大の違いが、社会保険の有無です。雇用主に雇われて働く場合、パートやアルバイトでも、以下の条件を満たす場合、社会保険(厚生年金)に加入することができます(加入義務が生じます)。

  • 従業員51人以上の企業で働く
  • 週20時間以上勤務する
  • 月額8.8万円以上の賃金を得る

社会保険は、その保険料の半分を雇用主が負担します(労使折半)。手厚い社会保障に加えて、将来の年金の増額も期待でき、かつ保険料が安く済むのは大きなメリットです。

一方、フリーランスや個人事業主として働く場合、第一号被保険者となり、社会保険(厚生年金)に加入することができません。第一号被保険者は、国民健康保険と国民年金に加入し、保険料は全額自己負担となります

そのため、社会保険のメリットを受けたい場合は「バリスタFIRE」のほうが向いていると言えます。

違い2.労働時間の拘束

雇用主に雇われて働くバリスタFIREの場合、ネックになるのが「決められた時間を拘束される」という点です。

パートやアルバイトは時給制であることが一般的で、「月・火・木曜日の10時〜16時」のように、決められた時間、就労する必要があります

その点、フリーランスであれば、時間的な拘束はほぼないと言っても過言ではありません。好きな時間に仕事を始め、自分の意思で仕事を切り上げることができます

何と言ってもこれが最大のメリットであり、サイドFIREの醍醐味と言えるでしょう。

違い3.人とのふれあい(人間関係)

結構見落としがちなのが、人間関係です。

フリーランスや個人事業主であれば、基本的に業務を1人で完結することが多いため、煩わしい人間関係はありません

反対に、雇われて働く場合は基本的に「同僚(パート仲間や上司)」がおり、一定の距離感で付き合いを行わなければなりません

ただ、逆に言うと、フリーランスは「孤独との戦い」になりやすく、パートは「仲間と働く」楽しさを見いだせる可能性がある、ということでもあります。

ここに関しては、個人の性格や目指す方向性によって、メリット・デメリットが正反対になる可能性があります。

せつやん
せつやん

職場は仲間を作る場になり得るけど、人間関係のストレスも避けられない……!

労働で賄う割合によって呼び方が違う説?

もしかすると、世の中に広がっているかもしれない1つの説として、「労働によって賄う生活費の割合」があるかもしれません。

一般的に、サイドFIREは生活費の半分程度を労働収入で賄うというイメージがあります。それよりも割合が大きい場合をサイドFIRE、小さい場合をバリスタFREと呼ぶ、という違いです。

ただし、この割合についてはいずれのFIREスタイルにも明確な定義はありません。2つを分けているのは、働き方の差だけであり、いくらを賄うかは無関係です。

FIREの本質は、「仕事のストレスから解放され、精神的・身体的な自由を手に入れること」にあります。それが達成されるのであれば、生活費を賄う割合は何割でもよいのです。

子持ちFIREを目指す場合はどっちがおすすめ?

実際に、子持ち世帯が目指すならサイドFIREとバリスタFIRE、どっちがいいかは一概には言えないのですが、もし迷った場合は以下のような基準で選ぶといいかもしれません。

選ぶ基準1.「時間的な自由」「人間関係からの解放」を重視するならサイドFIRE

そもそもの原点に立ち返って、「自分がFIREしたい理由」をもう一度考えてみましょう。「自分の人生を取り戻したい」「子供と過ごす時間がほしい」「精神的な余裕を手に入れたい」など、さまざまな物があると思います。

その目的を達成するために、「労働時間縛られないこと」が重要な場合は、サイドFIREを選ぶのがよいと思います。

また、煩わしい人間関係から解放されるのもサイドFIREの魅力です。仕事での人との関わりを極力減らしてストレスを軽減したい人、特に、かつて会社での人間関係が原因でFIREを決意した人などは、サイドFIREのほうが向いているかもしれません。

選ぶ基準2.社会保障の「安心」を重視するならバリスタFIRE

一方、バリスタFIREの大きなメリットは、(一定の条件を満たせば)手厚い社会保障を比較的少ない金額で享受することができるです。

厚生年金に加入できるため、将来の年金額が増える他、障害厚生年金や遺族厚生年金など、将来の不安に備えられるのがうれしいポイントです。また、医療面でも、傷病手当金や出産手当金の対象になるなどメリットがあります。

一般的な主婦パートの場合、むしろ社会保険料を支払いたくないから労働時間を抑える、ということをしたりしますが、バリスタFIREの場合は、むしろ積極的に社会保険に加入しに行くことでメリットを最大化できます

また、子供が小さく保育園に通う必要があるケースは、バリスタFIREのほうが就労の証明をしやすい(雇用主に依頼できる)ため、この理由からバリスタFIREを選ぶというのもアリかもしれません。

また、人付き合いが好きで、職場で仲間を作りたい、という場合もバリスタFIREのほうが楽しいと感じる可能性が高いでしょう。

せつやん
せつやん

「自由」と「安心」、どっちを取るかが決め手になりそうですね!

せつやん家は、サイドFIREとバリスタFIRE、どっちを選ぶ?

さて、我が家はどうするかというと、今のところ目指しているのは「サイドFIRE」です。

最終的な理想は、「自由な人生を手に入れること」なので、「自由」を求めてサイドFIREを目指している、という感じです。とはいえ、私にはまだ保育園に通う娘がおりますので、保育園に通っている間は、十分な資産が貯まっても働き続ける予定です。

この際には、正社員としての働き方は続けるものの、責任のある仕事から離れた「プレーヤー」的な働き方に移行し、年収を下げて負担も減らす、という「ミニ・バリスタFIRE」みたいな働き方ができたらいいなと思っています。

まとめ:どっちを選ぶかはライフスタイル次第

今回は、子持ちFIREを目指す世帯が目指すべきFIREスタイルとして、サイドFIREとバリスタFIREの2つを比較してみました。

混同されることも多い2つのFIREですが、その違いの根本は「働き方」にあります。

具体的には、時間や人間関係に縛られず、より自由なライフスタイルを目指すのがサイドFIREであり、FIRE的な生き方をしながらも、将来の安定も確保するライフスタイルを目指すのがバリスタFIREです。

どちらが正解かは、個々の家庭の目指すライフスタイルによるため、一概に「絶対にこちらがオススメ」ということは言えません。

ただ、どちらを選んだとしても、割と簡単にもう一方のFIREスタイルに乗り換えられる柔軟性がこの2つのFIREにはあります。

そのため、最初は感覚で選んで、その後フィーリングに合うなと思ったら継続し、そうでなければ変える、というふうにすると、かえって持続的なFIREになるかもしれません。

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